2009年11月26日木曜日

ソラニン

蔵書が多くあると言っておきながら、メジャー本の紹介ですいません…

それほど、ソラニンが好きなんです。

今まで、生活とか人生とか家族とか友人とか大切な人とか、あまり深く考えたことなかったのですが、考えざるをえなくなりました。

人生の中で、輝いている時期はほんのわずかな時間だと思います。

そして、その時間がいつの間にか過ぎてしまっていてもほとんどの人は気づかずに社会に溶け込んでいくんだと思います。

また輝いている時間が例え終わっていたとしても、今後もっといいことがあるんじゃないかといった楽観を持てるからこそ人は生きていけるんじゃないかと・・・

もし、人生で輝いている時間が過ぎ去ってしまったとみんながわかってしまったらどうなるんでしょう?

もし、みんが夢がかなわないことに気づいてしまったら、どうなるんでしょう?

そもそも夢を見る人自体がいなくなってしまうんでしょうか?

皆、自分らしさを捨ててしまうんでしょうか?

ソラニンに描かれている世界は、ごくごく日常の一コマです。

特別なものはほとんどなく、どこにでもある風景です。

それでもいろいろ考えさせられました。だからこそ考えさせられました。

自然と涙がこぼれ落ちる一冊です。




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